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『幽式』

落渕です。
間が空いてしまいました。色々あったりなかったりで…。

幽式 (ガガガ文庫)幽式 (ガガガ文庫)
(2008/11/18)
一 肇

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去年出た作品ですが、最近読んだので紹介を。
ガガガ文庫ですが、ラノベっぽくないイラストで、章扉もちょっと凝った感じになっています。

本文を読み終わって見返してみれば、このイラストで正解だったなと思えるのですが、それをガガガ文庫でやるべきだったか、一般で出すべきだったかは微妙な所でしょうか。売り上げとか見てるわけじゃないからよくわからんですが。

内容はというと、割とスタンダードな作りです。

・ ちょっと過去があって、心霊現象に興味がある主人公。
・ 同級生のリアル霊感少女。電波。
・ オカルトサイト管理人の先輩。

この3人がメインどころで、怪奇事件に巻き込まれたり、解決したりするお話。といっても3人仲良く、というわけではなく、主人公が同級生に振り回されつつ、時々先輩に助けてもらう、という感じです。
同級生が感覚派のメンターで、先輩が理論派のメンターといった形ですかね。

形式的には短編集ですが、全体としてはつながりのある話になってます。いくつかの事件に触れるうちに、主人公の抱えた過去の問題が浮かび上がってきて…という流れで、主人公の成長譚にもなっている、とまあ、きれいにまとまってくれます。完成度高し。

特徴は…甘くないところですね。一つ一つの事件のネタが結構ハードで、同級生の電波っぷりも笑えないベクトルを向いてます。コメディ分控えめで、確かにこの内容で萌え系のイラストをつけてしまうのは違和感あるだろうなぁ、といった風です。まあ、空の境界みたいな感じで落ち着けばいいのかもしれないですが。(そういえばあっちも電波な同級生と理論派の所長…)

印象的だったシーンをば引用。


「……なんだ、あれ」
祭壇の前に何かが転がっている。
得体の知れない、赤黒い、物体。
「くるってる」
神野江の声がした。
「私が神ならば、人という種を滅ぼしている」




…うーん……軽くないですね。
最後のは中二病とか言われそうな台詞ではあるんですが、このシーンはかなりの惨状なので、本当にそんな感じなんですよ…。


という、わけで、おすすめしときます。

一応続編出せそうな終わり方はしてたんですが、半年以上経っても出てないですねぇ。出たら多分買うんですが。


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落渕
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