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『偽物語(下)』

偽物語(下) (講談社BOX)偽物語(下) (講談社BOX)
(2009/06/11)
西尾 維新

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西尾維新の『○物語』シリーズの最新作。
7月のアニメ放映前の最後の一押しですね。

アニメの方は1クールで、化物語の上下をやるそうです。
蟹3、蝸牛2、猿2、蛇2、猫4 で13話くらいでしょうか。
http://www.bakemonogatari.com/staff/
↑を見ると、妹2人もキャラデザはあるみたいですが、原作通りだと出番無いわな…。


で、『偽物語』小説の方に戻ります。
大雑把に言うと、
『化物語』は、主人公が、同級生 or 後輩に憑いた怪異を何とかする話、
『傷物語』は、主人公が、自分に憑いた怪異を何とかする話、
『偽物語』は、主人公が、妹に憑いた怪異を何とかする話、となってます。

妹は火燐、月火と二人いて、上巻が火燐、下巻が月火の回、です。

結論としては、まあ、非常に楽しんで読ませてもらいました。
文章のテンポがよくてすいすい読めます。
下手に難しくない平易で小気味のよい文章で、ギャグをやったり、トリビアを入れたり、語ってみたりを自在に行き来するところはさすがです。


ただ、シリーズの他作品に比べて、この下巻の月火のエピソードはメインのストーリー部分が消化不良な感じになってしまっています。
読み終わってから「ん、あぁ、あれ終わり?」みたいな感じです。

最大の問題点は、月火のエピソードの割には、肝心の月火の出番がすごく少ない…って所ですね。むしろ火燐の方が多い…。
ネタバレ気味ですが、月火の逢った怪異の性質がアレなので、月火がいてもいなくても話が進む形になってしまった、と。ストーリーの中心が主人公自身の問題として進んでしまって、月火のエピソードを期待していたらいつの間にか終了で、肩すかしを食う形でした。
これはもう完全にネタの問題ですが。


後、構成面で、忍野メメという「導き手」がいなくなった点が影響しているかなと思います。

『偽物語』では、妹二人は、「ファイヤーシスターズ」の通り名で正義の味方じみたことをやっているのですが、主人公からするとこれが危なっかしくて、「正義とは何か」みたいなことを妹達に伝えようとする、という構図になっています。
「妹=成長者」、「主人公=導き手」という形です。
同時に、主人公自身も成長者としての役割を持っていて、この場合は、主人公に憑いている忍野忍(500歳のヴァンパイア)が導き手になっています。
なので、主人公は、導いたり、導かれたり、バトルしたりで、結構忙しいことになっています。

対して、『化物語』の場合は、忍野メメが主人公とヒロインにとっての絶対的な導き手として存在しているので、構造的には結構安定してました。
まあ、『化物語』の後日談として見れば、『偽物語』は、忍野メメがいなくなった世界で、主人公がどうやって怪異と折り合いをつけていくのか、がポイントになるわけなので、忙しいとか言ってられないですね。
主人公の話としては、きっちりと結論が出ているので、そこは問題ないのですが…やはり結論としては、月火の出番が少なすぎるぞ、ということで。





※ アニメについてもうすこし…

『刀語』もアニメ化ということで、偽物語下巻にチラシが入っていました。
月1リリースだそうです。
http://www.katanagatari.com/

…正直、刀語は原作が微妙なので、原作をそのまんまなぞるだけだと凡作にしかならないと思ってます。
むしろ、イラストレーター竹の作品の初(?)映像化という点に注目したいのですが、
公開されたキービジュアルを見る限り普通の絵になってしまっているようで…結構心配です。

内容的には『刀語』よりはむしろ『真庭語』の方がだいぶ好きなのですが。
こっちをアニメ化するために、頑張れ刀語。

真庭語―初代真庭蝙蝠 初代真庭喰鮫 初代真庭蝶々 初代真庭白鷺 (講談社BOX)真庭語―初代真庭蝙蝠 初代真庭喰鮫 初代真庭蝶々 初代真庭白鷺 (講談社BOX)
(2008/12/02)
西尾 維新

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落渕

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